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SDG's「使い切る」を合言葉に
[丸満産業株式会社]
(HP寄稿通算回数
丸満産業株式会社は、シート・テントなどを縫製加工する会社です。
中でも得意とするのは幌等の大型縫製品です。その中に「ユニットカバー」という縫製品があり、表題の「使い切る」を意識した活動を行っています。
お客様の中で住宅・ハウスメーカーの工場では、多くの部分をユニット化して生産されており、そのユニットを工場から建築現場に運んで組み立て完成させます。

その製品は、住宅ハウスメーカー様の工場で生産された住宅ユニットを建築現場まで運ぶ為の保護カバーで、拡げると12.5m×8.8mと大きく、重量も約30kgとかなりの重さになります。
このカバーを装着して高速道路や一般道路を走り現場に到着させ移動しますが、時と共に汚れ・破損が発生します。我々はこれを定期的に回収し、洗濯~破れ等の修繕を行い再度納品致します。
手間はかかりますが使い捨てにしない工夫です。
また、5年ほどの寿命が来たこのカバーを我々は再度引き取り、ファスナーなどを取り除き弊社玄関横の「リサイクル品ラック」に入れて地域住民の方へ無償提供しています。
このリサイクル品は、地元の田畑の防草シート等としても活用されている様です。

こうした製品の考え方を基に、「鉛ウェイト」の再生生産も実施しています。
重量負荷テスト等に使用される「鉛ウェイト」は板鉛を生地で包んだ製品ですが、その重量故使用していると引きずったりして破損したりします。そういった物は弊社で引取、板鉛を取り出して新しい製品として復活させています。

この様に一度作ったら終わりではなく、使い続けていただく活動を、お客様と考え増やし、資源の有効活用に邁進していきたいと思います。
 
「ユニットカバー」に包まれて配送される住宅ユニット
 
「ユニットカバーの修繕作業」 
寿命を終えた製品は地域住民の方々へ無償提供   「鉛ウェイト 5kgタイプ」10枚の鉛板が袋の中に入っています
 
「鉛ウェイト」の再生作業 


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