海外短信ところかわれば! ~ベトナム~
FAPV操業20周年記念式典
[古河AS株式会社]
(HP寄稿通算回数)
 
古河電気工業㈱のグループ子会社であるFurukawa Automotive Parts(Vietnam)Inc.(以下FAPV)は、5月11日にベトナム・ホーチミン市にあるLotte Legend Hotel Saigonにて「操業20周年記念式典」を盛大に開催する事が出来ました。20周年記念式典には、ホーチミン日本国総領事館の河上(かわうえ)総領事、HEPZA(ホーチミン市輸出加工区・工業団地管理委員会)のNGUYỄN HOÀNG NĂNG(グェン ホァン ナン)委員長、日本商工会議所の門脇会頭にご臨席いただき祝辞のスピーチなどを頂戴しました。
この式典は私の強い想い入れから、「チームワークで創るみんなの記憶に残る式典を!」をスローガンに、FAPV歌姫による歌のパフォーマンス、ミス・ミスターFAPVによるファッションショー、FAPV社員全員による「恋するフォーチュンクッキー」のダンスを披露しました。連日練習・準備してきましたが、当日は正直内心ハラハラ・ドキドキしていました。しかしご臨席頂いた方々からお帰りになられる際に、「感動したよ!他で観たことがない式典だった。記憶に残ったよ。」と声を掛けて頂き感動と感謝の気持ちで胸が熱くなりました。
 
式典での鏡開きの写真
 
式典を終えて記念撮影
FAPVのあるタントゥアン輸出加工区はホーチミン市の中心部から南東に位置しており、タンソニヤット国際空港から直線で約12km(車で1時間弱)、市の中心部からは約6km(車で30分)のところにあります。1991年10月18日にベトナムの国会にて輸出加工区法を採択され、ベトナムにおいて初めての輸出加工区(EPZ)としてタントゥアン輸出加工区が1991年11月25日成立されました。
FAPVは1996年11月に設立し、翌97年10月から自動車用ワイヤーハーネスの生産を開始しました。1999年からワイヤーハーネスに使用する自動車用電線の生産を開始、2001年から射出成形事業(コネクター・BOX類や外装部品)の生産を開始しました。現在は8,200名の従業員が働いています。
FAPVが操業を開始した20年前、この工業団地の一部はまだ沼地帯で水牛なども居る中で開発拡張のための埋め立て工事も同時に行われていました。また当時の従業員の通勤の手段は自転車が大半を占めていました。街中を走っている自動車は少なく、またオンボロ車が多かったと記憶しています。
現在のホーチミンはというと高層ビル・商業施設の建設ラッシュ、地下鉄工事(2020年運行開始?本当かな)、従業員は大半がバイク通勤(将来自動車通勤になると駐車場問題が発生)と街中は自動車が増え最新の高級車やスポーツカーを良く見かけるようになり渋滞が激しく、凄いスピードで都市化が進んでいると感じています。私はあと少しで帰任することが決まっていますが、この益々発展を続けるベトナムに叶う事なら5年後、10年後、20年後に再び訪れて自分の目で発展したベトナムを見てみたい気持ちでいっぱいです。
 
20年前の開発中の工業団地
 
現在のホーチミン中心部


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