海外短信ところかわれば! ~タイ~
トゥクトゥクが電動化!?
[西川ゴム工業株式会社]
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サワディーカップ!Nishikawa Tachaplalert Cooper Ltd.は、西川ゴム工業㈱が77.7%出資する子会社で、1995年にナコンラチャシマ県(首都バンコクから約260km)に設立されました。事業内容は主に自動車用ウェザーストリップを生産し、各自動車メーカー様へ納入しております。

 今回はタイで暮らす人々、及び観光客の足として親しまれているトゥクトゥクを紹介致します。
 トゥクトゥクとは、東南アジアの国々、とくにタイやラオスでよくみられるオート三輪の乗り物です。タイでの名前の由来は、エンジン音が「トゥクトゥク」と聞こえることから、そのまま乗り物の名前として呼ばれるようになったそうです。
 トゥクトゥクは大変便利な乗り物(小型車なので道路を縦横無尽に走ります)である反面、以前より排ガスによる空気汚染と、エンジン音による騒音被害が問題となっていました。空気汚染に対しては、2000年代後半から環境負荷の少ない液化天然ガス(LNG)や圧縮天然ガス(CNG)を燃料とするタイプが登場していましたが、抜本的な解決策となっていませんでした。
 こういった状況の中で、タイ政府は空気汚染、及び騒音対策を進めるために、2025年までに全国で走行する2万2000台のトゥクトゥクのすべてを電動化する計画を発表しました。政府はEVへの切り替えを進めるトゥクトゥク所有者に対し補助金を出すなどして、切り替えを後押しするようです。
 とはいえ、EV充電ステーションの設置等、課題が多い中で、果たして2025年までにすべてのトゥクトゥクが電動化するのでしょうか?タイ政府には目標達成に向けて頑張って欲しいと思います。
 なお、既にバンコクでは一部のトゥクトゥクが電動化しています。コロナ禍で気軽に海外旅行できる状況ではありませんが、タイに来られた際は、是非一度乗車してみてください!
 
トゥクトゥク   電動トゥクトゥク


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