トピックス
日鍛バルブ(株)グループの中国新拠点の紹介
[日鍛バルブ株式会社]
(HP寄稿通算回数)
 この度は日鍛バルブ㈱グループの1番若い、中国・山東省日照市に設立した日照日鍛汽門有限公司をご紹介いたします。
 当社は中国現地のお客様の要望に応える為、アメリカEATON社との合弁にて海外初の傘中空バルブ生産拠点として2018年9月に設立しました。
 生産アイテムである傘中空バルブは中実のバルブより製造工程が多く、バルブを空洞化し、冷却用の金属Naを封入するので、管理が非常に難しいという特徴があります。近年、中国政府が国内カーメーカーに高燃費実現を強く求めている中で、市場では継続して需要増加が予想され、成長の可能性が非常に高いアイテムでもあります。
 立地である日照市は山東省の東南の海に面しており、中国で朝日が一番早く見られることから日照と称したと伝えられています。東は海、西には山が有る中国では比較的に小さい規模の綺麗な街ですが、近年は空港や高速鉄道などが開通し大手企業の進出が相次ぐ発展の可能性が非常に高いところでもあります。 気候は四季がはっきりとし年平均気温は13℃程度ですが、夏は高温多湿、冬は北海道並みの気温になります。この地域の工業団地の一角に日系企業としては2番目の進出です。街中では日本語はもちろん英語もなかなか理解してもらえず、駐在者は文化の大きな違いも含めて、生活面では苦労が絶えない状況です。
 肝心な生産の状況ですが、昨年1月には工場建屋の完成前から設備の搬入が始まり、極寒の影響でトラブルが続出、試運転にも追われ、お客さまの監査には、間に合わず延期せざるを得ませんでした。その監査もやっと合格を頂き、2020年の春節休暇後から本格的な生産を開始するに至っています。
 未だ出来たばかりの会社なのでやるべきことが山ほど有りますが、何時も初心を忘れない心構えで従業員全員が家族的な雰囲気の中で協力し、合いこれから素晴らしい職場作りを目指していきたいと思います。


一覧へ戻る