トピックス
「環境月間特集」
環境保全活動の取り組み

[トヨタ紡織株式会社]
(HP寄稿通算回数)
【2050年環境ビジョン】
 トヨタ紡織グループは、環境問題に対して長期的な
視野を持ち、より高いレベルでの挑戦が必要と考え
2016年に「2050年環境ビジョン」を策定しました。
この環境ビジョンに基づいて事業活動でのCO2排出量ゼロチャレンジをはじめ、2050年に向けて成し遂げるべき
6つの環境チャレンジ目標を設定しました。
 今回はチャレンジの中の「水リサイクル化」の取り組み
を紹介いたします。
【トヨタ紡織グループ生産工程 水リサイクル化による排出ゼロにチャレンジ】
生産工程で発生する排水の再利用や水を使用しない工程づくりを進め、
排水ゼロを目指し、給水には雨水などを利用することで水使用量の低減を図ります。
【浄化槽処理水の循環リサイクル化】
 愛知県にある豊橋北工場は、工場で使用済の水をろ過して再利用する装置を独自に開発し、工場排水
を全く出さないしくみを構築しました。
豊橋北工場では飲用可能な「上水」と、工業用設備の冷却やトイレ洗浄水に使用する「工業用水」の
2種類の水を使用しており、使用後の排水は浄化槽から1日35トンを海に放流していました。
しかし今回開発した装置で排水を活性炭でろ過し、臭いと黄ばみを除去、冷却やトイレ洗浄水として
用いる工業用受水槽へ戻すことで排水ゼロを達成しました。一連の循環システムの特許を出願中です。
 今後は、豊橋市内に立地している他工場にも、この循環システムを横展開し、豊橋地区全体で排水ゼロ
の達成を目指します。
   
 浄化槽処理水の循環リサイクル化  工場で使用済の水を活性炭でろ過


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