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既販観光バスの後改修によるパラ車いす選手の輸送能力増強
[日野自動車株式会社] |
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(HP寄稿通算回数) |
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・東京2020パラリンピック大会に世界中から参加する車いす選手は約5千人
パラ大会の車いす選手移動は、大会組織委員会が全国のバス事業者から既販のリフト付
観光バスを借入れて対応します。
但しリフト付観光バスの標準的な車いす搭載数は2脚なので5千人分の車いす搭載能力
が大巾に不足しており、その対策が重要な課題でした。
・日野はバスメーカーとしてこの課題にチャレンジ
開発・営業他社内関係部署による検討チームを2019年に立ち上げ、トヨタ殿/大会組織
委員会と協業で車いす選手の輸送対策に取組んできました。
・既販の観光バス(車いす2脚搭載)に対して、標準シートを外したスペースに簡易固定具
で4脚を追加し計6脚搭載を可能にするとともに、パラアスリートの要望を織り込んで
後付けタイプの手すりを開発しました。
<開発条件>
① バス事業者所有のバスに一切の追加工無しで後改修を行う事
② パラリンピックの直前に改修し、終了後速やかに復元出来る事
③ 車いすの固定方法は、誰にでも簡単に素早く出来る事
以上を前提として、企画/試作/関係各者の実車試乗評価による改良を重ねた結果、
ようやくパラアスリートに満足戴けるものが完成しました。
→ 現在大会組織委員会にて導入を検討戴いております。
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