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カーボンニュートラルの鍵となる、新バイオマスプロダクトツリー
［株式会社ダイセル］ |
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（HP寄稿通算回数） |
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1本の木を丸ごと活用して高機能製品へ転換
当社の主力品、酢酸セルロースは木材由来のバイオマス製品ですが、原料が溶けにくく、その製造プロセスはエネルギー多消費型です。これに対し、複数の大学との共同研究によって、常温常圧で木材を溶かし、セルロース以外の有効成分も資源化できる新技術の開発を進めています。またセルロースの均質溶解により、従来とは異なる物性を持った素材開発にもめどが立ちつつあります。再生可能資源である木材を、環境負荷の低い方法で有効活用する新技術の開発を進めています。 |
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その先に目指す、バイオマスバリューチェーン構想
この新技術では、農林水産業の廃棄物も再資源化が見込めます。有価で処分される一次産業の素材を工業原料として活用し、一次産業と二次産業に循環を生む新しい「産業生態系」の構築ができると考えています。この経済循環で林業を復活させ、木材として利用した跡地には、自然の森を再生します。深く広く根を張る広葉樹の森によって山の保水力が向上し、土砂災害の抑制と、山・川・海への水や栄養素の循環といった自然生態系の回復も図るという考えが、「バイオマスバリューチェーン構想」です。当社だけでなく、産学官の垣根を越えた共創を提案しています。 |
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