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「CSR特集」
トルコ・シリア地震の現状と支援活動について
[バンドー化学株式会社] |
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(HP寄稿通算回数) |
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2023年2月6日早朝トルコ南東部で発生したマグニチュード7.7の本震および1万3千回を超える余震により、トルコ・シリア両国で合わせて約6万人もの尊い命が失われました。トルコで被災した住宅数は約560万戸(国全体の14%に相当)で、数百万人が住居を失い、トルコの経済損失は約1,050億ドル(2023年GDPの約9%に相当)と見積もられています。
トルコのグループ会社Bando Belt Manufacturing(Turkey), Inc.では幸い従業員・家族や工場に被害はありませんでしたが、顧客9社が一時休業を余儀なくされ、そのうち震源地のカフラマンマラシュ所在の代理店では本社建屋が破損し、従業員1名とそのご家族がお亡くなりになられました。
Bando Belt Manufacturing(Turkey), Incでは本震直後に全従業員が団結して自主的に支援活動に乗り出し、毛布・ダウンジャケット・乳児用粉ミルクなどの救援物資を提供しました。その後、被災地における救援活動や復興支援活動に役立てていただくため、バンドーグループとして駐日トルコ共和国大使館およびトルコ災害緊急事態対策庁(AFAD)を通じて、義援金を寄付するとともに、3月には追加支援として食料品などの救援物資を、地元コジャエリ県を通じて被災地に提供しました。
トルコでは同じ地震国である日本からの迅速かつ経験に基づいた被災地目線での様々な支援は高く評価されており、我々日本人駐在員もことあるごとにトルコ人より感謝の言葉をいただきます。また日本の耐震技術を見習おうという気運が高まっており、日本政府は日本の経験ノウハウを生かした技術支援・協力を、ODAを通じて継続する考えを示しています。このような支援を受け被災地では急速に復旧が進んでいますが、テントや仮設住宅の設置が今も増え続けており、復興には相当な時間がかかることが予想されるため、バンドーグループでは、今後も現地に寄り添った支援を継続してまいります。 |
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Bando Belt Manufacturing(Turkey), Inc.建屋外観 |
救援物資発送準備 |
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カフラマンマラシュでのテント設営の様子 |
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