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タイヤ製造における水素エネルギーの活用
[住友ゴム工業株式会社] |
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(HP寄稿通算回数) |
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当社はカーボンニュートラルをはじめ持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。カーボンニュートラルを達成するために、タイヤ製造の加硫工程で必要な高温・高圧の蒸気エネルギーを天然ガスからCO2を排出しない水素への転換に取り組んでいます。2023年1月には、福島県の白河工場で水素エネルギーと太陽光発電を使用した日本初※の製造時(Scope1,2)カーボンニュートラルを達成した量産タイヤの生産を開始しました。
水素エネルギーの活用を国内外の他工場へと広げていくためには、水素を安定的に手に入れることが重要です。そのためには、水素を「つくる」「はこぶ」「つかう」というサプライチェーンの構築が必要です。そこで山梨県などが開発したグリーン水素を製造する水電解装置を導入し、水素製造を開始する取り組みを進めています。運用開始は2025年4月を目指しており、水素を「つくる」ことが実現すれば、輸送を含めた供給網全体で約1000トンのCO2を削減できる予定です。同じ場所で「つくる」「つかう」ことで、水素活用の効率を最大化することができます。技術面や安全面で問題がないことが明らかになれば、他工場にも拡大し、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速させてまいります。
※当社調べ |
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水素ボイラー |
従業員用駐車場に設置された太陽光発電パネル |
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製造時(Scope1,2)カーボンニュートラルを達成した量産第1号タイヤ |
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