トピックス
住友金属鉱山のサステナビリティ活動のご紹介
[住友金属鉱山株式会社]
(HP寄稿通算回数
 住友金属鉱山は、日本において商業規模で操業中の唯一の金鉱山である菱刈鉱山を鹿児島県伊佐市に保有しています。ここでは、300年以上受け継がれてきた鉱山開発・運営の技術や経験を活かすと共に、DXを推進し、最新技術の導入にも取り組んでいます。これまでの累計産金量は、270トンを超え日本一です。

 菱刈鉱山では、坑内重機の無人自動走行化による保安衛生面の改善、生産性向上、今後の労働人口の減少を見据えた省人化、熟練技術のDXへの置き換えによる確実な技術継承、電力由来のCO排出の実質ゼロ化などのサステナビリティを重視した操業を行っています。また2021年度以前は年間6トン以上の金を販売していましたが、2022年度は、4.4トン、2023年度からは年間4トンとしており、鉱山の平均金品位(20g/トン)レベルでの産金量に抑えることでマインライフを延長し、より永く事業を継続する方針に転換しました。

 菱刈鉱山は、1985年の出鉱開始以来、今年でちょうど40年目を迎えます。今年も1月6日の朝、恒例の金鉱石初荷式が行われました。初荷式は1年間の事業の繁栄と安全を祈願して毎年、年始に行われています。金鉱石を積んだ坑内専用ダンプトラックにより初出鉱が行われ、その後、金鉱石を積んだ鉱石運搬専用トラックは紅白幕、注連縄、初荷旗で装飾され、多くの従業員の拍手で見送られ港に向けて出発しました。
 
 無人重機の操作の様子  初荷式用に装飾された鉱石運搬トラック
 
菱刈鉱山 山田坑口 


一覧へ戻る